お焚き上げ・真佛坐屋裏

2018年 01月 25日

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本堂の新築を前に、現在の本堂に安置されていた、昭和40年代に造られた檀家さんの位牌をお焚き上げいたしました。

新本堂には、新たに檀家さんの位牌をお祀りする予定です。

折しも、今日は大寒波襲来で、伊勢原もマイナス2度くらいになっていました。

寒波とお焚き上げで思い出される、禅宗の逸話があります。

中国・唐の時代、慧林寺の丹霞天然禅師というお坊さんが大寒波の日に、仏像をお堂から取り出して焚き火の薪にしようとしていました。

先輩である住職は、禅師が仏像を火にくべたところで気がついて「何をしているんだ。」と怒鳴りつけました。

焚き火のところまで来ると、丹霞禅師は、なにやら火の中を棒で探っています。

そうして、一言「仏様を燃やして、仏舎利を取ろうと思っているのです。」

住職が、「仏像を燃やしても仏舎利が取れるわけがないじゃないか。」

というのを聞いて、「では仏ではなく、これは薪と同じということでよろしいですね。」と返されたというのです。

この例えは、仏像も大事だが、それを信奉して、自分が佛そのものであるという自覚を忘れてはいけないというものでしょう。

真佛坐屋裏 という禅語があります。金物の仏像は、炉を渡ることができず、木造の仏像は火を渡ることができず、泥を練った仏像は川を渡ることができません。どんなことがあっても朽ちることのない佛とは何か。それはこん中にあると示した語です。こん中です。

位牌は、確かに大事だが、そこに書いてある字は、ご先祖そのものではない。
自分の爪であり、自分の目であり、自分の言葉であり、自分の行動そのものがご先祖様と全く他ならないという自覚こそが大事なのだと思います。

今日、お焚き上げがあると、1時間も前に集まって準備をしていただいた、皆様こそ、まさしく仏様であります。
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終わってみると、灰の中から金物が出てきました。仏舎利ではありませんが、丁寧に取り除いてお焚き上げは終了です。
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