中国 天台山 参拝 3日目

2019年 02月 16日

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3日目は、浄慈寺と霊隠寺です。

妙心寺派のお寺は、開山様の無相大師遺誡をお唱えするそうですが、南嶺老師から、その一節を披露していただきました。
宿昔吾大應老祖正元之間超風波大難地蚤入宋域遇着虚堂老禅于淨慈、眞參實證末後徑山盡其蘊奥是故得路頭再過之稱受兒孫日多之記單傳楊岐正脉吾於朝者老祖之功也、次先師大燈老人參得老祖于西京侍者京輦巨峯其随從之際、脇不到席者多年頗有古尊宿風、卒受老祖淵粋命長養者二十年、果彰大應遠大之高徳起佛祖已墜之綱宗殘眞風不地遺誡鞭策後昆者先師之功也、老僧爰受花園仙帝敕請創開此山先師嚼飯養嬰兒、後昆直饒有忘却老僧之日、忘却應燈二祖深恩不老僧兒孫、汝等請務其本、白雲感百丈之大功虎丘歎白雲之遺訓、先規如茲誤而莫摘葉尋枝好。

宿昔吾が大應老祖正元の間、風波大難の地を超えて、蚤に宋域に入って虚堂老禅に淨慈に遇着して真参実証、末後径山にその蘊奥を尽くす。是の故に路頭再過の称を得て、児孫日多の記を受け、楊岐の正脈を吾が朝に単伝する者は、老祖の功なり。
次に先師大燈老人、老祖に西京に参得して、京輦巨峯に侍者たり。其の随従の際、脇席に到らざること多年、頗る古尊宿の風あり。
卒に老祖淵粋の命を受けて長養すること二十年、果たして大應遠大の高徳を彰わし、仏祖已墜の綱宗を起こし、真風不地の遺誡を残して、後昆を鞭策する者は、先師の功なり。老僧爰に花園仙帝の敕請を受けて、此の山を創開するも、先師飯を嚼んで嬰児を養う。後昆直饒老僧を忘却するの日ありとも、應燈二祖の深恩を忘却せば、老僧が児孫にあらず。
汝等請う其の本を務めよ。白雲は百丈の大功を感じ、虎丘は白雲の遺訓を歎ず。先規茲の如し、誤って葉を摘み枝を尋ぬること莫んば好し。

「この虚堂老禅に浄慈(じんず)に遇着して」
という浄慈寺が今回お参りした浄慈寺さんです。大応国師が建長寺の大覚禅師の元から、宋の都に来た時に、松源崇岳禅師のお墓を守っていた虚堂禅師に参じた事を意味しています。
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鐘を撞かせて頂きました。

霊隠寺も松源崇岳禅師が住職していた、宋代随一の寺なので、とても縁の深いところです。

杭州にくると、「松源の一派」と言う大覚禅師の言葉の意味がよくわかります。

この霊隠寺の松源崇岳禅師を源に、物凄い禅僧が旅立って行った事を。更に交流を続けて切磋琢磨していた事を。
















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